賢く成果を出す社会人の新・努力論

はじめに
※ 本記事は7分程度で読めます。
きゅうがめら‼︎ぺいです‼︎
「努力は裏切らない」──そんな言葉を信じて、がむしゃらに働き続けてきた人も多いと思います。ワタシ自身もそうでした。学生時代はなんとかなるだろーとテキトーにやってきましたが、社会人になって今までと環境がガラリと変わり、必死に努力してきました。
しかし、現代のビジネスシーンでは、ただ一生懸命に頑張るだけでは成果を出せない場面が増えてきました。
元来努力が苦手な自分だからこそちょっとでも努力したくないなー楽したいなー(笑)
と本屋で見つけたのが、今回紹介するインフルエンサー・やまもとりゅうけん氏による著書『ズルい努力』です。
本書は、努力の本質を問い直し、「どうすれば最小の努力で最大の成果を得られるか」を徹底的に追求した一冊。まさに、頑張っているのに報われない社会人にこそ読んでほしい内容です。
今回の記事では本書のエッセンスを要約し、社会人としてどう活用できるかを解説していきます。
「ズルい努力」とは何か?
やまもと氏の主張する「ズルい努力」とは、「努力を成果につなげるための、合理的かつ効率的な工夫」のことです。ただ長時間働く、ただ我慢する。
そういった“昭和的な努力”とは一線を画します。
キーワードは「再現性」「仕組み化」「選択と集中」することです。
成果主義における努力の本質
努力は「目的」にひもづくべきだと著者は強調しています。目的のない努力は、どれだけ時間を費やしても自己満足で終わる可能性が高い。
ズルい努力とは、「目的に直結するプロセスだけに力を注ぐこと」。
例えば、副業で稼ぎたいなら、SNSでの発信・自動化・コンテンツ販売(いわゆるストック型)など、レバレッジの効く活動を優先すべきであり、「人に頼まれた雑用」を引き受けていては目的から遠ざかってしまうのです。
情報格差は最大の武器になる
ズルい努力を実現する最大のツールは「情報」です。
情報を制する者は、選択を誤らず、無駄な努力を避けられる。現代では有益な情報が簡単に手に入ります。ネットやSNSをうまく活用していくことをオススメします。
1. 情報収集に全力を注げ
著者は「有料情報を惜しまず買え」と主張します。無料で手に入る情報には限界があり、信頼できる発信者の教材やサロンに課金することで、圧倒的な成長スピードを得られると説きます。
また、SNSやYouTubeでの情報収集も、発信者の目線や意図を読み取るトレーニングになるといいます。
2. 正しい“真似”が最短ルート
努力の方向性に迷ったときは、「すでに成功している人のやり方を真似る」ことが有効です。完全に同じやり方でなくても、自分の環境に合わせて応用すれば、圧倒的に早く結果が出るからです。
「人付き合い」に時間を使わない
日本のビジネス文化には根強く残る「付き合い残業」や「飲みニケーション」。しかし、著者はこれらを真っ向から否定します。
まあワタシは飲むことが好きなので飲みニケーションはやっちゃいますけどね^ ^
ただ、無理強いや次の日に後悔が残るような飲みはしないようにしています(昔はそればかりで何度後悔したか。若さゆえですね・・・)。
1. 無駄な人間関係は「コスト」
著者は「人間関係の整理は、最強の努力効率化」とまで断言します。たとえ古い友人でも、自分の目的にとって悪影響を及ぼす存在であれば距離を置くべきだといいます。
2. 人間関係も“設計”する
ズルい努力のためには、付き合う人を意図的に選ぶ必要があります。成功している人、刺激をくれる人、目標を共有できる仲間。
そうした人たちと付き合うことで、自然と思考や行動の質も高まっていくのです。
やらないことを決める勇気
ズルい努力とは、すべてをやろうとすることではなく、「やらないこと」を決めることでもあります。
1. 8割を捨てて、2割に集中
パレートの法則(80:20の法則)を活用し、「成果の8割を生み出している2割の行動」に絞って努力する。この考え方を徹底することで、最小限の努力で最大のリターンを得ることが可能になります。
よく言われるのが売り上げの8割は2割の顧客から得ているという話。全部に集中投資するのではなく大切なことだけに集中してみましょう。
2. 完璧主義は捨てる
完璧主義はコスパが悪い。成果に直結しない部分で時間やエネルギーを使ってしまうからです。著者は「60点で出して、反応を見てから修正すればいい」とアドバイスします。
またこれがやりたいなあれがやりたいなと思ったら、すぐに行動することもオススメします。
収益を生む「仕組み」を作る
最終的なズルい努力の到達点は、「自分が動かなくても成果が出る仕組み=自動化」です。
1. コンテンツビジネスのすすめ
著者自身、SNS発信→信頼の構築→コンテンツ販売という流れで、個人でも年収数千万規模の収益を実現しています。これはまさにズルい努力の最たる形。
一度作った仕組みが繰り返し価値を生み出す「ストック型のビジネス」は、サラリーマンや副業志向の社会人にも再現可能な手法です。
2. レバレッジを意識せよ
「時間×労力=成果」ではなく、「労力×仕組み×人脈=成果」というレバレッジの考え方を重視すること。働く時間を増やすのではなく、働き方そのものを変える発想が求められます。
批判されても、自分を貫け
ズルい努力は時に「楽してる」「ズルい」「意識高すぎ」と批判されることもあります。
しかし、著者は「批判は成功の証拠」であり、そこに価値があると捉えます。
1. 他人の評価に振り回されるな
周囲の目を気にして行動を止めるくらいなら、最初から何もしない方がまし。社会人としての覚悟が試される場面です。
2. 批判の多い領域こそチャンス
「批判が多い=競合が少ない」という逆説的な市場原理に注目し、他人がやらないことを先にやることで圧倒的な差別化が可能になります。ニッチな市場を狙えということですね。
まとめ:ズルく、賢く、しなやかに生きる時代へ
『ズルい努力』は、「頑張ること=正義」とされてきた価値観を根本から覆す一冊でした。
本書の要点は以下の通りです。
- 成果から逆算して、努力の方向性を見極める
- 情報格差を武器にして、再現性ある行動をとる
- 無駄な人間関係を切り、付き合う人を設計する
- やらないことを決め、集中する
- 労働ではなく“仕組み”を作って稼ぐ(ストック型)
- 批判を恐れず、自分らしく突き進む
社会人にとって大切なのは、「我慢して頑張ること」ではなく、「戦略的に努力を設計すること」。ズルく見えても、成果が出るならそれが正解。
そんな新しい時代の働き方を、著書『ズルい努力』は私たちに提示してくれることでしょう。
解き放て自分‼︎
ここまで
読んでくれて
おぼらだれん٩( ‘ω’ )و
心ソング♪
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